2010-10-08

プログラムに関心の無い人向けのプログラミングは...

5年ほど前、色々な人が参加している作業で100個くらいのファイルを改名する必要があった時、プログラムをVBScriptで書いて配布した。
素のVBScriptがどれだけショボい代物かは皆知っていた。が、パソコンの中身から使う能力までバラバラな環境だったので、数十行のvbsファイルをばらまく方が楽だったのだ。

最近、書店へ行ったら、Twitter BOTに関心のある人にRubyをインストールさせて、数行でいかにクールなことができるかを紹介する本を見かけた。
パソコンの使い方でアドバイスしたことがある人なら、ソフトウェア開発に関心の無い人にその手の環境をインストールさせるのが、どれだけ骨が折れる作業か知っていると思う。
今では、スクリプト言語のランタイムをまるまるインストールする代わりに、Webで何か書くと実行から公開までやってくれるGoogleガジェットのようなサービスがある。もちろん、とりあえず手元でJavaScriptを動かすのもスタートラインとして良いと思う。

不特定多数向けにプログラミング寄りのことをさせる場合、巨大なAPIリファレンスの最初の1ページを読んでもらえるよう期待するよりも、やりたいと思った時に始められて「やーめた」と思ったらやめられることの方が重要だと思う。ゲームとか動画とか、興味をひかせるものが沢山ある中では、なおさらだ。

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